
皆さん、こんにちは!彩花盆栽教室の小林です。
夏がやってきた!と思いきや、また梅雨へ逆戻り。
水やりの加減も悩んでしまいますよね。
でも、盆栽を始めたことで「季節」を感じ取り、
意識する生活になったなぁと感じます。
今日は、ビギナー3年目7月の授業の授業をご紹介いたします。
今月は、「花物盆栽」のお手入れの授業です。
花が咲く盆栽は、花芽分化(花を咲かせるための準備期間)があり、
今の季節は、剪定を大胆にしてしまうと
来年の花を切ることになってしまいます。
ただ、そうしているときは大きくなるばかり…。
木をつくることを優先するか、花を咲かせることを優先するか…
そして、自分の盆栽をどんな形に仕立てていくか。
構想を考えながら、お手入れをしていきます。

梅の盆栽。
それぞれの枝に針金をかけました。直線的な枝になってしまう梅ですが、
針金をかけたことで、表情が豊かになりました。

大きくなってしまって、でも花は楽しみたい…。
大ぶりの枝を利用して、針金成形で曲を入れました。
今は、青葉がついていますが、
この形で来年の春に花が咲く姿は、素敵でしょうね。

キブシの盆栽。
作ったときは1本の枝がぴょんという感じでした。
懸崖風に仕立てたものの、その後元気に生長。
枝も増え、ぐんぐん上へ伸びています。

こちらも、針金成形を施し、枝を下げ曲を入れました。
枝が増えたことで、平面だった盆栽が立体的に変身!
こうして、お手入れしながら木をつくっていく。
盆栽の楽しみの一つです。
花が咲くときは素敵な形の盆栽として楽しめる準備を今から。
今後も、一緒に考えながら盆栽の樹格向上を目指していきましょうね!