こんにちは！彩花盆栽教室の小林です。
日差しは暖かなのですが、吹き付ける風は凍るように冷たい日々。
みなさまの盆栽いかがでしょうか？
お教室の見本盆栽や飾り盆栽は、冬越し対策。
このように棚の下へ。
また、より寒さに弱い盆栽は、室へ入れています。
温度もさることながら、冷たく乾燥した「からっ風」からも保護する為です。
是非皆さんのご自宅でも工夫しながら、冬越し対策してみてください。
庭園の一角では、少し早い春が。
早咲きの桜がぽつぽつと咲いています。
なんだかホッとしますね。
さて、今月の彩花盆栽教室アドバンスコースの生徒様作品をご紹介いたします。
1年生の時からもう10年近くお育ていただいている黒松。
こちらの盆栽に針金をかけて、枝棚を作っていきます。
植物の性質上、どうしてもお日様の方へ、上へ上へと伸びていきます。
しかし、古さが魅力の一つである盆栽。
古い木は、枝の重み、長きにわたる風雪の重みで枝が下へとしなっていきます。
その姿を、針金で作るのが、枝棚つくりです。
そのような枝が無ければ作れないので、
逆に年数かけてお育ていただいた盆栽だからこそできる作業でもあります。
先生のアドバイスを受けながら、針金をかけ、枝を下げていきました。
すると…
バンザーイとしていた枝が、見事に針金を下げられました。
枝が下がったことで、ずっしりとした安定感が出ました。
お教室にいらした生徒様からも、歓声が上がったそうです！
講師の石井先生は、写真より実物はもっとすごかったのよ…と、
写真を提供くださいました。
こちらは、約10年前に記念樹としてつくられた真柏の一鉢。
幹も根張りも立派。枝葉も充実していますね。
授業で、枝に針金をかけ、枝棚を作りました。
枝と枝との間に空間ができ、役枝がはっきりとしました。
樹格が上がりました。
年月を重ね、その姿に合わせたお手入れ。
盆栽と共に成長する。
素敵なひと時ですね。
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